学級日誌まとめ0303〜「真面目」編〜

中1のときの自分を回顧してみると当時の私は今とはかけ離れたくらいに真面目だったなぁと思います。でもこの真面目というのは悪い意味で、何も考えていなかったがゆえの“愚”直さだったな、と思います。“上の人から言われたことは正しかろうが正しくなかろうが守らねばならない”といった考えが根本にあって、良いも悪いも考えずただ“褒められたい”の一心で過ごしていたような気がします。小学校のときはそういう校風なったのか周りにそういう友人が多く、何もおかしいことだと思っていませんでした。だから中学になって、うわ…自由だな私やっていけるかな、と真っ先に感じました。こんなに堅苦しくなって背筋を伸ばして優等生ぶってていいのかな、と右往左往していたときに先生が言ってくださったのはある当たり前の言葉でした。「言葉遣いに気をつけろ」「人の話は目を見て聞け」。ああ私このままでいいんだ、と強く肯定された心地になったのを覚えています。上から言われたことを誠実に守るのは美徳だ、と心底思います。でも学年が上がるにつれ“もし上の人が間違っていた場合”があり得るのではないかと気付いたときに、忠実に守ることと自分で考えて行動することとのバランスが上手くいかず苦しんだ時期もありました。ただその時期を経ても、人の話を聞くときの態度や言葉遣いは変わらず大切にできたままだったのが良かったなあと思います。言われたときは「そんなの当たり前じゃん分かってるし」って思っていても、無意識ながら心の中にずっと在るべき大切なことをあのとき教えてもらえて指導してもらえて良かった、と感じます。