おんな城主直虎や高橋一生や小野但馬守政次との個人的な始まりのお話

私は政次がきっかけでツイッターを始めたんですけど、「おんな城主 直虎」のことをルンルン考えてたら誤って父親のパジャマをしかも前後ろ逆に着てしまったくらいにはこのドラマが好きです。

最初は何の気なしに見てたんです、わたし一歩間違ったらこのドラマ見てなかったので。というか逆に一歩間違ったからこのドラマ見てて。父親が「次の大河は立花誾千代が主役だってよ、ほらお前が戦国無双でよく使う女の子の」って言うから見たんですよ。柴咲コウ好きだし見てみるかーって。

ところがどうも様子がおかしい、井伊?名前違くない?許嫁死んじゃうの?何?って徐々に異変に気付き始めて、まっさら違う人だということにやっと気付いたのはなんと第12話(誾千代だと思ってたがゆえに亀が逃亡した時点で鶴がほんとにおとわの婿になるんだと信じて疑ってなかった)

物語に惹かれて見たわけでも高橋一生が好きなわけでもなかったし、大河ドラマなんてここ5年くらい見てなくてほんとなら今回も見てなかったはずだった。

だからもうなんか直虎に巡り会えたの奇跡的なんです…誾千代に感謝…!


高橋一生も今でこそ浸かるほど好きだけど、当時は私唯一「この人だけは絶対ハマってやるもんか!!」って強く誓ってました。

元はと言えば信長協奏曲。長政くんは言ってしまえばゲスト枠だし、役者さん初見だったから通り過ぎることもできたはずなのに、ものすごく引き込まれちゃって私泣いてる…?ってなったのが始まり。

一番仲が良かった友達もおんなじ風になってて、2人で「高橋一生いいよねぇー」って騒いでたんだけどその辺で「この人ハマったら抜け出せないやつだこれダメなやつ」って感覚的に察し始めちゃってました(このときは胸がザワザワする程度だったけど今から振り返るとたぶん危険を察知してたんだと思う)、

それまでずっと福山雅治一筋で推し事が分散することに抵抗感があったから、高橋一生のことは考えないように考えないようにしてたんですよねー…


その結果→→→→

「民王」「僕のヤバい妻」「カルテット」「シンゴジラ」「3月のライオン」ぜーんぶ見逃しました!イヨォーッ!(回し蹴り)

全部見る機会はあって、この5つぜんぶ面白いからっていろんな友人や家族に勧められ続けてて、でも「高橋一生が出てるから見ない!」ってキッパリ意地張って断ってたんですね(過去の自分をトンカチで1209回小突きたい)

一番耐えるのに精力使ったのはLINENEWSでA-studioの画像が流れてきた時。去年の冬でしたねあれテロですよね。誘惑に負けてネットニュースに上がってる写真だけコソーリ保存しました。

服装も今のところあの衣装が個人的に優勝だし、髪のカッコつけてないけどカッコつけてる感(意味不明)が堪らないし、キュルンって上目遣いしてるところに「うわっあざと!!」って必死で自分に言い聞かせながらも落ちかけてました。少しだけあの時点で限界は見えてました。

話すこーし戻すけどヤバ妻に至っては同局同時期にやってた福山雅治の「ラヴソング」ってドラマの途中でヤバ妻PRがめっちゃ流れてて、これ絶対面白いやつじゃんって確信してて。なのに高橋一生出てきたら思わず目隠したりして、もう重度の高橋一生アボイダーだったんですよ(しかもそのとき福山雅治と共演した藤原さくらってシンガーにどハマりしてFCにも入っちゃったからこの時点で「推し事を1つにしたくて高橋一生避けてる」って言い訳はブレブレ)(3月のライオンもその藤原さくらが後編の主題歌担当してたから見に行きたかったけど高橋一生出てるから見なかった本当1年前の私に釜茹での刑執行)


でも直虎は、わたし高橋一生出ること知らなかったんです(ほんとこれラッキーだった知らなくて良かった!!)でも出てきてしまったものは仕方がないから、高橋一生いるけど見ようと思って見てたらやっぱり前みたく引き込まれちゃいました(そりゃそうだ)。

いつのまにか政次が出てくるのを楽しみにしてて、私が沼にザッパーンしたのは紛れもなく「では還俗して俺と一緒になるか」。

あれ反則ですよね!!準備体操しないまま沼に飛び込んだ!!見せないように見せないように押し殺して我慢して耐えて耐えてその結果ああいう形での思いの吐露の仕方はあまりにもね…!!!(机バンバン)

放送後ずっと胸の奥がキュルキュルして必死になってブラウザでツイッター検索かけてみたらみーんな「還俗して俺と一緒になるか」に悶絶してて同志がいることの有り難さを感じましたよね!(ハグ!)

怒っているような声色と表情なのに漂わせる静けさがなんとも切ないし、その静けさから来る切なさが政次の顔にも表れ出てて、もう「政次」全体が悔しさと情けなさと切なさそのもので、でもそこに乗せた言葉は叶うはずもないどうしようもない愛情のカケラで。

政次の偶像がそっくりそのままそこに在ったし、井伊谷で息をする彼はその瞬間確実に高橋一生ではなかった。

高橋一生って何だろう。「上手い」「なり切ってる」じゃない、「乗り移ってる」んだって思って、「世界最高…!」みたいな気分になったんです(よくアニメの演出で見る身体ごと地殻打ち破って宇宙に飛び出すみたいな)ウッワァこの人ヤバイ!果てしない!って気持ちがドンドコドンドコ溢れて来て大変で、

もう推し事の掛け持ち上等ここで沼に浸からなくてどうする行ってやれ!!みたいな気持ちになって我慢しなくなりました。


思えばこのタイミングで好きになってて良かったと思います、このあと政次が能面被って嫌われ役に徹するのが最大の沼だから…

目の光をスゥッと消して、でも何かを秘めてるのが物凄くゾクゾクして、「分かってるよ直虎のこと守りたいんでしょ」って理解してるつもりだけど「実は違うのかな、いや、でも…どっちだ…」って(視聴者を)惑わしてくるのも好きだし、

但馬って根本的なところは不器用で、自己犠牲によってしか自らを救うことができないんだけど、でも表面的なところは限りなく器用だから周りを惑わすし淡々と手を打っていく。好きなのはそのギャップかもしれないし正直もう全てが好きでどこが好きとかもう分からないんですけど、

大きな闇と使命を抱えたあの独特の空気感にものすごく惹かれたことは確かなんですよね(但馬についてはツイッターで語り尽くしてる)


そんな但馬が好きだから、直虎と政次が裏で手を組んで(この「裏で」手を組むっていうところもドツボなんだけど)、政次が直虎に穏やかで温かい笑みを浮かべるのは「良かったね」とも思うけど少し寂しくて。黒いのどこ行った?ってなってて。

だから第30回あたり(裏切った方久を追い詰めるシーン)ではだいぶ興奮したし、もうこんな但馬見れないと思ってたからほんと嬉しくて「待ってたーー!!」ってクラッカーパァン🎉したくなりました(100均直行&クラッカーつめつめパック大人買い)

方久追い詰めるときは、真顔で少し声に怒りもにじませて、でも少し顔は笑っててどんどん距離を詰めていくああいう怒らせたら一番怖いタイプだなって分かる但馬がほんとに好きです(語彙力が欲しい)

でも殿と最後に碁を打つ場面では全て憑き物を取り去ったみたいな、顔に何十年も張り付いてた能面をベリベリッって剥がしたみたいな清々しくて瞳も綺麗な政次を見て、良かったー…って、1人矢面に立ち辛い役回りだけれど凄く幸せなんだなって心底思えて。

そしてこのシーンでも「ああ月が似合う人だな」と思った。けれど月は月でも今までとは意味合いが違う気がした。

これまでの政次はまるで三日月のような、

【細々しい見た目だけど実態はいつだってまん丸で確かでいつだって見守り続けてる、でもその実態に気付かれることはない、でも彼自身はそれで満足している】

という感じだったけれど、

このときの政次はまるで満月のような、

【自分にやっと大きな自信を持てたし政次が「誠心誠意」殿を支えて行こうと思ってることが前とは違い皮肉の中に混ぜるでもなく直球で直虎に伝えられるようになり、充足感に充ち満ちてる】

という感じで、

どっちにしろ月は月なんだけど、政次って道しるべだし、涼やかで不可欠で美しい光が似合うしやっぱり月そのものなんだってことにいつの政次も変わりはないんだなぁと。そんなこんなで但馬の一生(イッショウ)がまるっと全部好き…!!!(まとめ方適当)


いまザーーッと最初からここまで目を通して見たけどまーーぁまとまりがないですね。出てくる言葉ポンポン並べてったらこうなっちゃいました(お見苦しい)

次はもう少し簡潔に書きます!キンコンカンコン!起立!気をつけ!礼!ありがとうございました!