界隈の騒動について(多方面にトゲがあるかもしれないので閲覧注意です)

‪あまり首を突っ込みたくなかったけれど政虎騒動のこと。


わたしは直虎と政次の関係性はもっと遠いところにあると思っていて、私達が普通に生活していて感じ得るような「恋」ときっと並べてはいけなくて、逆に恋愛というベクトル上にないからこその尊さだと思っています。‬

‪政次と直虎の関係性が好きだから政虎と言った時期もあったけれどそれは決して恋愛感情云々という過小範疇の話をしているつもりはなかった。恋愛関係に止めるとすごく陳腐になってしまうのではないかと思っている(あくまでも私は)。もちろん演じたコウちゃんが感じた二次的感情は、演じたのが彼女なんだからそれはホンモノだと思うし二次創作の読み物も膝を思わず打ちたくなるような素敵な物がたくさんあって、だから否定するつもりはないし1つの作品に対する感じ方いろいろで絶対いいから否定したくもないんだけど、ただ筋書きの根幹なわけだから森下さんの考え方がどう足掻いても公式であることには違いないし私は直虎と政次単体に着いて来たんじゃなくて森下さんの描く世界線に着いて来たから、キャラも好きだけどキャラだけが好きなんじゃなくて物語全体の流れや森下さんの捉え方掴み方感性描き方が心底大好きだからなるたけそれに沿っていたいと思っているしそれが一番自分の中では正しいと信じているし公式が一番届けんとしている物だと思うし、一番届け出からのメッセージを享受できる楽しみ方だと感じています。

ただどんなにどんなに素敵でも二次創作が二次的なものであることに変わりはないから多少の慮りは必要である気はするし、逆も然りで、過激な批判もどうかと思う。作品の作り手の最たる人は誰がなんと言おうと森下さんで、それに乗っかるのが役者で、表から見ると役者が引っ張っているように見えるけれど糸を引くのは脚本家であって然るべきはずで。その構図が逆になってはいけないような気がする。もちろん役者さんが引き糸を手にとってしまったとしても脚本家の方が「それでいい」と肯定したい引き方ならば問題はないけれど、脚本家の方の意思とズレが生じる引き方は役者さんでもどうなのかな…(森下さんの想像を遥かに超えた反響を呼び起こした一生さんの政次は正しい引き方をしていたと思っています)。

賛成も批判もあまりしたくないスタンスではいるけれど、だいぶ界隈がごちゃごちゃしているので常日頃思うことを言いました。私は脚本原理主義ではあるけれどどんな解釈もありだと思います。でも物語をひん曲げるのは違う気がするしその解釈を押し売りするのもきっと違うし、だからってそれをとことん批判して界隈のムードを下降気味にするのも違うと思う。違う方向に上昇し続けるのはもちろん違うけれど物語と物語を好きな人たちを好きになってなきゃこれから見たい話も見れないんじゃないかと思う。もし今ほんとうに続編の話が立ち上がっていたとして、界隈がムード最悪で立ち消えになったらそれこそ元も子もない。だから私はどの立場の方も悪いと思わないし酷いとも酷くないとも思わないし、全部アリだと思います。でも「この人の考え方はクソ」だとか「死ね」だとか乱暴なことを言うのはほんっとうにほんとうにほんとうにそれだけは絶対に違うと思うのでここに書きなぐりました。それだけです。最後まで読んでくださってありがとうございました。